犬や猫を飼った後で、久しぶりにうさぎさんを飼ってみると肉食・雑食動物とは様々な違いがあることに気づかされます。
肉球がない、というのもそのひとつ。
うさぎさんの足の裏は、ふさふさの毛に覆われています。
肉球があるのは、狩りをする動物。獲物に近づく際に、足音を消して忍び寄ることができるのです。また、猫など高い所へ上る動物は飛び降りた際の衝撃をやわらげる役割も果たします。
うさぎさんは狩りをしません。高い所に登るわけでもないので肉球が必要ないのですね。
それから、時々我が家のポンとノンもやっていましたが(最近ではすっかりリラックスしているのか、ほとんどやらなくなりましたが)仲間に危険を知らせるために、後ろ足で地面を蹴って音をたてることがあります。
肉球があると、この音も吸収されてしまって、聞こえにくくなるようです。
また、体温調節の役割も持つ肉球ですが、うさぎは長い耳で体温調節もできるので、肉球はないのですね。
肉球のないうさぎさんの飼育で気をつけたいのが、滑りやすいということ。フローリングなどではすべりやすく足に負担になります。ひどくなると摩擦で毛が抜けて炎症を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。ジョイントマットなどを敷いておくのがおすすめです。絨毯やラグは、敷いてもすぐにかじられてボロボロになります…うちの場合はそうでした。畳のお部屋にいるので、マットなどは必要ないかも知れませんが、畳もボロボロです(´;ω;`)
猫ちゃんのようなプニプニの肉球も癒されますが、ふさふさの足の裏もそれはそれでかわいい(*^-^*)
ただし、うさぎの仲間でも、小さな肉球がある種類もいるそうですよ。